takettoのブログ

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L4/5のヘルニアでL4でなくL5の神経症状をきたす理由

どうも

「ヘルシアのcmを聞くたびにヘルニアが脳裏を横切るよね」

でお馴染みのタケットです。

 

こんばんは。深夜の新聞部ことタケットです。

 

今日は、「L4/5のヘルニアでL4でなくL5の神経症状をきたす理由」について

書いていきたいと思います。

L4/5でL5症状をきたす理由

 

腰椎椎間板ヘルニアの好発部位はL4/5なんですが、

なぜL5の症状(足趾背屈力低下、つま先上げ歩行不可、下垂足)をきたし、

L4の症状(足背屈力低下)をきたさないのか。

 

それは脊椎と脊髄の関係性によります。

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 脊髄は図のようにL1、L2くらいの高さまでしかなく、L4(ピンク色)、L5(オレンジ色)の神経は、上の方からのびてきています。

 

そして、L4の場合は、L1くらいの高さの脊髄から出て、L4/L5間の上側を通って外に出ます。

 

次にL4/L5のヘルニアで、椎間板の髄核が飛び出したときの図を見て下さい。

 

f:id:takettodan-99-akasiya:20190823001234j:image

 

このように障害されるのは、一個下の穴から出ようとしているL5神経になるのです。

 

逆に上側を通るL4神経は無事なんです。

 

なのでL4/L5のヘルニアではL5の神経症状をきたすのです。

 

さらにいえば、髄核の飛び出しが進行すれば、L5だけでなく、その後ろにあるS1も障害される可能性があります。

 

もちろんL3/L4のヘルニアではL4の神経症状をきたし、

L5/S1のヘルニアではS1の神経症状(アキレス腱反射低下、つま先立ち歩行不可)をきたします。

 

ではでは。

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