L4/5のヘルニアでL4でなくL5の神経症状をきたす理由
どうも
「ヘルシアのcmを聞くたびにヘルニアが脳裏を横切るよね」
でお馴染みのタケットです。
こんばんは。深夜の新聞部ことタケットです。
今日は、「L4/5のヘルニアでL4でなくL5の神経症状をきたす理由」について
書いていきたいと思います。
L4/5でL5症状をきたす理由
腰椎椎間板ヘルニアの好発部位はL4/5なんですが、
なぜL5の症状(足趾背屈力低下、つま先上げ歩行不可、下垂足)をきたし、
L4の症状(足背屈力低下)をきたさないのか。
それは脊椎と脊髄の関係性によります。
脊髄は図のようにL1、L2くらいの高さまでしかなく、L4(ピンク色)、L5(オレンジ色)の神経は、上の方からのびてきています。
そして、L4の場合は、L1くらいの高さの脊髄から出て、L4/L5間の上側を通って外に出ます。
次にL4/L5のヘルニアで、椎間板の髄核が飛び出したときの図を見て下さい。
このように障害されるのは、一個下の穴から出ようとしているL5神経になるのです。
逆に上側を通るL4神経は無事なんです。
なのでL4/L5のヘルニアではL5の神経症状をきたすのです。
さらにいえば、髄核の飛び出しが進行すれば、L5だけでなく、その後ろにあるS1も障害される可能性があります。
もちろんL3/L4のヘルニアではL4の神経症状をきたし、
L5/S1のヘルニアではS1の神経症状(アキレス腱反射低下、つま先立ち歩行不可)をきたします。
ではでは。
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