闇営業報道から分かる日本が2チャンネル化してしまう悪循環
どうも
「最近医学の投稿を忘れている」
でお馴染みのタケットです。
闇営業報道から分かる日本の悪循環
最近闇営業への批判や、不倫報道とか多いですよね。
そしてそれに対していわゆるコメンテーターという方が倫理的に良いコメントを残す。
こういう風景が最近のテレビでめちゃくちゃ増えてきているなぁって思います。
また、視聴率が取れるからテレビはこぞって、こういう話題を放送します。
たぶん、物質的に豊かになった現代人が、暇を持て余すと、
興味を持ってしまうのが「人の不幸」になっているんでしょう。
かの有名な芥川龍之介は、恋愛の嫉妬とかそういう他人への興味は自分が暇だから起きるのであって、そういうのを無くすには、忙しくなるまで働きなさいって言ってます。
とはいえ、そんな自分のことに熱狂できる人も大勢おらず、他人の不幸が蜜の味になってしまってる人が多いのも事実です。
では、これからどういった悪循環が起きるのか説明していきたいと思います。
①暇を持て余す人々が興味を持つのが「人の不幸」になる
②視聴率を稼ぐためにテレビはこぞって「人の不幸」を放送する
③それに対してコメンテーターという方が正しい事っぽいことをいう
④正しい事をしないといけないという風潮になる
⑤正しい事のハードルが上がっていく
⑥少しのミスや不幸や悪事がすぐ指摘されるようになる
⑦なんだか息が詰まる社会になってしまう
⑧息が詰まるから、他人の不幸で自分の機嫌を取ろうとする
このようにテレビによって悪循環が進んでいき、
最終的に日本全体が2チャンネル化してしまう可能性が高いんです。
確かに闇営業などは悪いことではあります。
(決して闇営業や不倫を擁護しているわけではありません。僕も悪いことだと思います。)
しかし、テレビが放送する割合をそこに比重をかけてしまうと、
先述の通り、指摘する側が圧倒的多数になり、
あたかも日本中で悪いことがいっぱい起きているような印象になり、
大きく言えば、日本人の生きるモチベーションが低下してしまう可能性があるのです。
「どーせ私が頑張ったって、世の中悪いことばっかだし、自分の状況はきっと良くならない。じゃあ他人の不幸を笑ってやろう。」
っていうふうになってしまう危険性があると思うんですよ。
とはいえ、テレビは視聴率が取れてなんぼの世界ですから、
これからきっと、闇営業のような他人のミスや悪事をどんどん暴いた報道をするでしょうし、週刊誌もこぞってそういう類いのネタをドンドンあげていくと思います。
そこで重要となってくるのは、テレビなどの利用者である僕たち注意力だと思うんです。
テレビや週刊誌で報道されていることに対して、しっかり自分の意見をもっているかどうかが大事になってくると思います。
もし無ければ先述の通り、知らぬ間に他人の不幸を享受してしまうだけの
人間になってしまうかもしれません。
それって僕たちが本当に楽しいと思うことなんでしょうか?
僕たちはそういう人間になるべきなんでしょうか?
いいえ、そうじゃないはずです。
日本は先進国の中でもテレビのことをそのまんま信じてしまう割合がダントツで高い国なので、しっかり自分の意見を持ちながら、テレビを見るのが良いのかなと思います。
ではでは。