梅毒大流行 気をつけたい症状についてまとめてみました
どうも
「何気に昨日ブログあげるの忘れていた」
でお馴染みのタケットです。
大変申し訳ありません。。。
梅毒大流行しています。
国立感染症研究所は、性行為を通じて感染する梅毒の2018年患者数が速報値で
6923人だったと発表しました。
2010年は600人あまりだったので、ここ8年で11倍に増加しています。
20~30代女性、20~50代男性に急増しています。
梅毒は戦後から間もない時期に流行していたのですが、
抗生物質の普及により、患者数が年間数百人程度まで減っていたのですが、
ここ10年くらいからかなりの増加を続け、
現在、患者数が48年ぶりの6000人超になりました。
今回は、大流行してる梅毒について説明していきたいと思っています。
梅毒の症状
主に性器や皮膚に症状が出て、
感染してから約3週間、3ヵ月、3年をスパンに
第一期→第二期→第三期→第四期のように変化していきます。
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第一期梅毒(感染してから3週間後~三ヶ月後)
感染した場所にしこりができます。
赤く硬い皮疹であり初期硬結と言われます。
また太ももの付け根の部分に痛みの無いリンパの腫れ(無痛性横痃)が出現した後
2~3週間で消退していきます。
なので、自覚症状が無いので気づきにくいのが怖いところです。
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第二期梅毒(三ヶ月後~三年後)
全身に淡い紅斑(ばら疹)と呼ばれるものができ、
肛門周囲や性器にピンク色のイボ(扁平コンジローマ)ができ、
脱毛や微熱や全身の疲れを感じることもあります。
数ヶ月おきに症状が消退と再発を繰り返します。
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第三期梅毒(三年後以降)
赤銅色しこりが顔面に多発する結節性梅毒疹や
皮下や骨や肝臓が炎症を起こすゴム腫と呼ばれるものが出来ます。
※大抵の患者さんは、第二期で症状を自覚し、治療をするので
第三期以降の症状はは、ほとんどみられないそうです。
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第四期梅毒(10年後以降)
神経梅毒(進行麻痺、脊髄癆)や大動脈炎、大動脈瘤などがおき、
心臓、血管、神経、目などに重い障害が出ます。
しかし、これらは後天的梅毒といい、
ペニシリンという
言ってしまえば、ありふれている薬で治り、
大抵の患者さんは第二期までに治療するので
大きく命に関わることは少ないのですが、
僕が梅毒で怖いと思うのは「先天梅毒」です。
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先天梅毒
赤ちゃんが、お母さんのお腹にいるときに
胎盤を経て(経胎盤的に)お母さんの体から感染し,
新生児期あるいは小児期に発病する梅毒のことを言います。
先ほどの後天的梅毒と異なり、
梅毒トレポネーマに感染した赤ちゃんの多くは死産や早産することが多いです。
また、母体が既療梅毒患者であったり,妊娠2~3ヵ月で梅毒患者となった場合には,
生まれてきた子供が先天梅毒を引き起こすことがあります。
先天梅毒は早期先天梅毒と晩発性先天梅毒とに区別されます。
- 早期先天梅毒(出生後数週~)
皮疹(ばら疹)、肝脾腫、鼻炎,肺炎,骨軟骨炎,骨周囲炎,脱毛,爪囲炎などがみられる。
- 晩発性先天梅毒(学童児{5~18才})
皮疹(扁平コンジローマ)、ゴム腫
Hunchinson3兆(永久歯の奇形、角膜炎、内耳性難聴)
といったように、
もし母体が梅毒に感染していたら、赤ちゃんが産めない可能性も高くなりますし、
赤ちゃんが生まれても、ただいな障害を与えるかもしれません。
なので上記のような症状が出たと思ったら、すぐに病院に行って検査を受けて下さい。
父親は関係ないと思ったら、大間違いですよ!
もし奥さんに移していたら大変なことになりますよ。
と言った内容をもっと分かりやすく書いてくれているのが
「コウノトリ 25巻」 なので、もし良ければそちらの方も読んでみて下さい。
「梅毒は“昔の病気”でも、“人ごと”でもない。」
ではでは