レントゲンにて手首を腰にあてる理由とは?
どうも
「運動してきたわけでもないのに、20過ぎて公共の場で堂々とタオルで汗をふくタイプの男性は絶対に公共の場で堂々と鼻くそほじる」
でお馴染みのタケットです。
レントゲンにて手首を腰にあてる理由とは?
レントゲンを取るとき、手首を腰にあてたり、
レントゲンの装置の横にある手すりを持つように
言われると思います。
両方とも腕を上げるという行為をしているのですが
なんでこのように腕を上げないといけないのでしょうか?
それは、腕を上げることにより、肩甲骨を移動させて、レントゲンの写真に肺野と肩甲骨が被らないようにするためなんです。
レントゲンの写真は基本的に白黒でしか表現できません。
なので肩甲骨が肺野にかぶってしまうと、レントゲンが見づらくなってしまい、肺に潜んでいる病気等を見逃してしまう可能性が高くなってしまうのです。
それを防ぐために手首を腰にあてたり、手すりを持ったりして、肩甲骨を肺の外側に移動させているんです。
板盤を胸に当てる理由
ついでですが、板盤を胸に当てる理由を書いていこうと思います。
板盤はこちらです。
これはX線の当たる方向と、心臓の位置が関係します。
まずこちらの写真を見てほしいのですが
X線は背中側からあたり、体を通過して、板盤でX線をキャッチします。
そして心臓は腹側にあります。
もし、逆に背中を板盤につけていたら、心臓と板盤とのキョリができてしまい、板盤でX線をキャッチするときに、心臓がそのキョリの分ボヤケて写ってしまう可能性が高くなってしまうのです。
なので出来るだけ心臓をキレイに写すために、心臓がある腹側を板盤にあてて、心臓と板盤のキョリを縮めて、ボヤケるのを防いでいたんです。
レントゲンといえば簡単にすぐ撮れるのですが、
意外とこういった意図が隠されていたんです。
ではでは。