キングダムで有名な「秦」の国が政の1代のみで滅んだ理由を深く徹底解説! 馬鹿の語源や、中国人の性格も解説
どうも
「キングダムの映画見た際に一番の感想は、長澤まさみの脚がきれい」
でお馴染みのtakettoです。
現在、絶賛大ヒット中の「キングダム」の「秦」という国について書かせて頂きたいと思います。
「秦」ってどんな国?
山崎賢人演じる主人公である信がいる国、吉沢亮演じる政が国王である国は「秦」と言いまして、二人は力を合わせて中華統一を目指します。
そして、いろいろな激戦を繰り広げ(ここは、キングダムを読んで下さればいいのかなと思います。)中華統一を果たします。
その際に、「秦」は国王である政の部下である李斯の提案により「法律」によって国を統治することにしました。
2000年以上も前の国なのに、この発想は近代的ですごいですよね。
他にも、封建制度をやめて、郡県制度にしたり、統一の硬貨「半両銭」を使うことで経済の基盤を作ったり、万里の長城を作ったりと、とても一代では成し遂げれないことをどんどんやっていきます。
こうして政は、始めて中華を統一したものとして始皇帝と名乗りました。
政(始皇帝)の死亡
政は、首都である咸陽から離れたところに行っていたときに、突然、脳血管疾患で亡くなったと言われています。
その時、政と同行していた部下たちのうち、政の次男である胡亥と、先程の李斯と、宦官の趙高だけが政の死を知り、彼ら三人は皆に政の死を黙って、咸陽まで戻ることにしました。
彼らは政がいるように演技したりして誤魔化し誤魔化しいたのですが、咸陽まで戻るのに何ヶ月もかかります。
時間が経つほど死臭が強くなるのです。
そのため、三人は、政の死が部下にバレないように、政の乗ってる車の後ろに大量の魚を吊って臭いを誤魔化したそうです。
そうしてなんとか咸陽まで戻りました。
二代目胡亥から生まれた馬鹿の語源
こうして咸陽まで戻った三人は、政の次男である胡亥を秦の二代目としました。
しかし、胡亥は愚かものだったのです。
そこを上手く利用しようとしたのが、宦官である趙高でした。
趙高は胡亥を自分の言いなりにさせる為にある行動を行いました。
ある日趙高は鹿の死体を持ってきて、胡亥に
「これは馬の死体です。」と言いました。
もちろん、胡亥は「いやいやそれは鹿だろ」と言います。
そこには他の宦官や部下たちの中にも「鹿である」と言う人もいました。
しかし、「それは馬です」と言うの人もいました。
趙高は、その後「鹿です。」と言った部下や宦官達を皆殺しにしました。
そして、次の日、例のごとく趙高は鹿の死体を持ってきて「馬の死体です」と言います。
また、胡亥は「いやいやだからそれは鹿だろ」と言うのですが、周りの部下や宦官は全員「馬です。」と言います。
こうやって、胡亥は正常な判断ができないようになり、馬と鹿の区別もつけれない愚か者ということで、「馬鹿」という言葉が出来たそうです。
まあ、かなり俗説と言われていますが、面白い話ですよね。
秦が滅んだきっかけ
こうして二代目胡亥が馬鹿であることが広まり、中国の雰囲気も悪くなっていきました。
そしてある時、陳勝というものが辺縁警備の為に農民900人ほどを従えて北京付近に向かっていました。
しかし、大雨による大洪水が起き、時間通りに目的地に着くことが出来なくなっていまいました。
先程も書いたように秦という国は「法律」で国を統治している国です。
たとえ大雨のせいだろうが、時間通りに目的地に着くことが出来なかったら、法律によって罰せられます。
そこで陳勝は躍起になって反乱を起こします。
しかし、反乱と言ってもたった900人です。
秦の軍隊が大量に鎮圧に行けば、陳勝は絶対に負けます。
しかし、同じときに呉広という者も同じ理由で反乱を起こします。
するとそれに続けと、あらゆるところで反乱が起き、気づけばたった900人だった反乱軍は10万を超える大軍となっていたのです。
(陳勝呉広の乱)
こうして秦という国は、たった一代で滅んだしまったのでした。
ここから分かる中国人の性格
当初たった900人だった反乱軍が、いつのまにか10万を超える大軍になっていたことから分かるように、
中国人というのは、どこかで火花が起きると、たちまち中国全域に広がり、大きな火事を作り出す傾向があると思います。
なのでいま中国人の矛先は、共産主義のシステムではなく、日本などに向いてるのですが、この矛先が内側に向いた時、どのようになるのでしょうか。
こういったことも考えると面白いかなと思います。
ではでは。